[床の張替え工事の手順事例]
このお宅の床板は、下地は平気そうでしたが、表面の仕上げ床材がベニアで、もう踏むと凹むほど傷んでいました。 予算の面からは下地がまだ丈夫そうなので重ね張りも考えられますが、バリアフリーでなくなってしまうため、下地からの張り替えをお勧めしました。 |
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着工前の状況です。
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解体します。
事前に隣の和室で床下の湿気を調査し、通気がなく湿気があることを確認。
調べると花壇で通気口が塞がっていたのを発見したので、よけて通気を確保したのが効いたようで床下はいい状態でした。
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大引き(桧90□)を910mmピッチで組み、シロアリの薬を塗ります。既存の土台、束の下にも塗ります。
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その後、根太(米松45□)を300ピッチで取り付けます。
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下張りに合板(針葉樹合板12mm)を張ります。
ここで1日目の作業を終わりにしました。
下張りが出来ているので、生活には支障ありませんでした。
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仕上がりに無垢の桜の床板(15mm)を張ります。
桜は丈夫で見た目も上品に仕上がります。
2日で仕上がりました。
この後で、家具の移動も行いました。
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[塗装工事の手順事例]
このお宅は傷みが進んでいたので屋根の葺き替えをお勧めしましたが塗装になりました。 強風でムネ、桟が飛ばされないか心配だったので、ビスでの補強をしています。 |
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桟、ムネを今後の強風で飛ばされないようビスで固定します。
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ビス止め詳細
今回は痛みの進み具合からビス止めとしました。 |
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ビスで補強した箇所をコーキング処理します。
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コーキング処理詳細
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錆をケレンで丁寧に剥がします。
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錆が残っていると、塗装してもすぐに浮いて剥がれてしまい、塗装の意味がありません。
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材料の色、種類を目で確認します。
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錆止めを塗ります。一般的に下塗りと言われる工程です。
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仕上げの一回目を塗ります。一般的に中塗りと言われます。
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細かいところはハケで塗ります。奥までしっかり。
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仕上げ2回目を塗ります。一般的に上塗りと言われます。
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完成
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上記の工程写真をお見せしながら完成確認をします。
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写真で分りやすくキチンと説明します。
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確認が済みましたら引渡しとなります。
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お家のわんちゃんです。犬好きの職人が多いので毎日、大ハシャギでした。
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[玄関工事の手順事例]
このお宅の玄関は木製のドアで、廻りがガラスでした。 採光、防犯の面からTOSTEMのドアとサッシ2個を提案しました。 内外壁共に珪藻土のクシビキとしました。 |
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着工前の状況です。
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まず解体します。解体の写真がないのですが下地がコンクリートより埋まっていて、コンクリートより下は腐っていました。
新しい下地は土間コンクリートより上げて組み、白アリの薬を塗ります。
外は防水シートを貼り、ラス下地を打ちます。ラス下地にも白アリの薬を塗ります。
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内部は断熱材を入れ、ラスボードを貼ります。
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下地が出来たら左官屋さんが下塗りをします。下塗りは2回塗ります。
外壁面はラス下地にフェルト→メタルラスを貼り、ラスの目を埋めるように1回塗り、2回目で平にします。
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採光のために入れたアクリル板の横からフェルトとラスが見えます。
現場に着いたときには1回目を塗り始めていました(汗)
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内側はラスボードに直接目を埋めるように1回塗り、2回目で平にします。
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1回目と2回目の違いをアップで撮りました。
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既存の塗り壁はカチオンフィーラーを塗ります。
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外壁の下塗り状況です。
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内側の下塗り状況です。
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仕上げは珪藻土の櫛引にしました。
仕上げ塗りも1回仕上げ材を平に塗り。
その後で櫛模様を付けながら仕上げます。
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櫛引のアップです。
櫛引は汚れがたまりやすいと言われますが、その汚れが櫛の後を際立たせ、時間とともにいい風合いを出します。
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内側も珪藻土の櫛引としました。色も同じ白にしたことで玄関が明るくなりました。
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東の壁にも窓を追加することで、朝〜夕方まで明るい玄関になりました。
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